タイヤのグレードアップは効果抜群!欲張りに性能を追求したロード用タイヤNEW【BONTRAGER R3】 コスパ最強タイヤ

タイヤのグレードアップは効果抜群!欲張りに性能を追求したロード用タイヤNEW【BONTRAGER R3】 コスパ最強タイヤ

みなさまこんにちは、TREK Bicycle 松山です。

 

タイヤのグレードアップは費用対効果がGOOD!

「お気に入りの愛車の走行性能をもう少し良くしたいな~」って思ったら、タイヤのグレードアップがオススメです。
タイヤのグレードアップは、様々な自転車の改造の中でも最も費用対効果の大きな改造とも言われているのですよ!

 

タイヤもいろいろ。重いタイヤと軽いタイヤの違い

自転車用タイヤには、もっとも一般的な「クリンチャー」、プロのレースなどで使用されることの多い「チューブラー」、「チューブレス」「チューブレスレディ」など様々な種類があります。
初歩的なお話をしたいので、今回は「クリンチャー」に的を絞ってお話します。
「クリンチャー」タイヤは、自転車のチューブ(インナーチューブ)と組み合わせて使用する自転車では最も一般的な構造のタイヤです。

このクリンチャータイヤにも、もちろん様々な種類があり、それぞれに特徴や性能差があるのですが、わかりやすい性能差を言えば「重量」があります。

上の画像にロードバイク向けのタイヤが3本ります。
2本は折りたたんでいますが、残り1本は折りたためないのでタイヤの形状のままです。
クリンチャータイヤの内側はホイールのフックに引っかけるためにビードと呼ばれる山状の形になっています。

折りたためないタイヤのビードには金属製の芯が入っています(これをワイヤービードと言います)。
一方、折りたためるタイヤはビード部の山をケブラーなどの強い繊維で作ってあります(ケブラービード、フォールディングビードなどと言います)。

当然、金属の芯が入っていないので折りたためるタイヤの方が軽くなります。
・・・ちなみに上の画像の3本のタイヤ
〇ワイヤービード(折りたためない)の「BONTRAGER R1 700x25c」は330gでした。
〇ケブラービード(折りたためる)の「BONTRAGER R3 700x25c」は210g、1サイズ太い「BONTRAGER R3 700x28c」で225gです。
同じサイズ(700x25c)のタイヤで1本あたり120gの差。
大したこと無いですか?単四電池10本分の重量です。前後で言えば20本分。重いタイヤのままだと、ペダルを漕ぐときにこの重さの影響を受けます。特に加速時や上り坂を上る時の影響が大きいです。

なんかワイヤービードのタイヤがダメみたいになっていますが、そうとも言えません。ビードが強いワイヤービードの方が荒れた道を走る時などはパンクしにくいのです。
マウンテンバイクでも特にエクストリームなダウンヒルレースなどではワイヤービードが使われますし、日本1周や世界1周するような人に人気のタイヤもワイヤービード。クロスバイクなんかは毎日の通勤ライドで使用する人が多いのでパンクのリスクを避けるためにワイヤービードのタイヤが一般的です。

ワイヤービードは出来るだけパンクしたくない人にオススメですし、タイヤを軽くして軽快に走りたいのならばケブラービードの軽いタイヤがオススメです。

ゴム質(コンパウンド)の違いで、軽い走行性能や高いグリップ力に

重さだけじゃなくて、タイヤの性能差に影響がある部分は「ゴム質(コンパウンド)」や「ケーシングの密度(TPI)」があります。「ケーシングの密度」は、けっこうムズカシイ話になるので今回は割愛。
「ゴム質(コンパウンド)」の差は使ってみないとなかなか感じとれない部分ではあります。

ものすごく大雑把にコンパウンドの説明をすると・・・
〇硬いコンパウンド⇒走行抵抗が少ない、グリップしない(滑りやすい)、摩耗しにくい、寿命が長い(ゴム質が劣化しにくい)。
〇柔らかいコンパウンド⇒走行抵抗が高い、グリップする(滑りにくい)、すり減りやすい、寿命が短い(ゴム質が劣化しやすい)。

こうやって、コンパウンドでタイヤそれぞれの性能が特徴づけられるのです。

実際のところは「ロードバイクは速さが正義!硬いコンパウンドのタイヤが最強!」かと思いきや、そんなにシンプルな話じゃないところが面白い。

欲張りに性能を追求したNEW【BONTRAGER R3】ロードタイヤ

BONTRAGERのロード向けタイヤで、性能・耐久性のバランスの取れたR3タイヤが完全新設計で登場しました。

BONTRAGERのロードタイヤ「R」シリーズの種類を簡単に説明しますと。
【R4】プロレーサーがレースで使用するチューブラータイヤに限りなく近いフィーリングを実現する高級クリンチャータイヤ。
【R3】重量の軽さ、走行抵抗の低さ、グリップ、寿命の長さ(ゴム質の劣化しにくさ)のベストバランス。日常使いから、ツーリング、トレーニング、レースまで幅広い用途にオススメ。
【R2】「R3」と比べると価格が安く、重量、走行抵抗の少なさ、グリップでやや劣る。日常使いから、ツーリング、トレーニングにオススメ。
【R1】ベーシッククラスのロードから、「ÉMONDA SL 5」「DOMANE SL 5」などの完成車に標準で付属しているタイヤ。耐摩耗性、耐パンク性が高い。(タイヤ単体での販売はありません)

旧R3タイヤも評判が良く、特にグリップ力(滑りにくさ)は他社(タイヤ専業メーカー)の高級タイヤと比べても好印象だったのですが、新型R3は、改良どころか完全新開発。
新型R3は、BONTRAGERが「従来のR3を超えるタイヤを作るのではなく、あらゆるライバルブランドのタイヤを超える」ことを目標として開発されました。
今回、特に目標としたのは転がり抵抗の少なさです。
BONTRAGERのラボでは回転するスチールドラムの上で走行データを集めていたのですが、さらに優れたデータを集めるために新たなテスト設備を導入。(ルームランナーのお化けのような設備にあらゆる路面状況を再現できるようにした装置で、限りなく実走に近いデーターを収集します)

このテスト設備で新たに分かったことは、回転方向指定のないツルツルのスリックタイヤでも、テストをすると走行抵抗の少ない方向と大きな方向があるということです。
タイヤの構造は、ケーシングと呼ばれる繊維を編んで形を作った上をゴムが覆っているのですが、このケーシングの繊維の編み込み方向で走行抵抗に差が出ていたのです(その差は大きい時は10%程度!)
なので、新型R3は回転方向が指定されています。

タイヤのサイドを注意深く見ると、回転方向指定の矢印があるので、それに従って装着します。
もし、回転方向を間違って装着してしまうと、走行抵抗が増えているってことになってしまうのでご注意を。

回転方向の指定で走行抵抗を軽減したことと合わせて、新開発コンパウンド「TR-SPEED」を採用しました。
「TR-SPEED」コンパウンドは「転がり抵抗の軽さ」と「寿命の向上(ゴム質が劣化しにくい)」を目指して開発されました。転がり抵抗は7%減、寿命は約2倍を実現しました。

上の画像のイラストの赤い部分。地面に接する「トレッド」とケーシングの間にナイロン製のパンク防止ベルトが挟まれています。重量の増加を抑えながら、金属片やガラス片などの異物の貫通によるパンクを防止する「Hard-Case Lite」タイヤは耐パンク性で22%向上しています。

新型 R3タイヤは、700x23c、700x25c、700x28c、700x32cの4サイズが用意されています。
また、700x25cサイズには、側面に反射ラインを設けて夜間走行の安全性を向上できるReflective仕様も用意されています。
4つのサイズは、それぞれトレッド(接地面)のデザインが異なり走行環境により最適なタイヤを選べるようになっています。

BONTRAGER R3 Hard-Case Lite 700x23c

最も細く最も軽い700x23cは、旧 R3からコンパウンドが「TR-SPEED」に変更されました。回転方向の指定などの新設計は導入されていません。路面状況の良い環境なら最も鋭い加速が期待できます。総合的に速く走れり続けられるタイヤとしては700x25cの方が良いとされています。

クリンチャー専用
重量:190g
価格¥7,900-(税込)

BONTRAGER R3 Hard-Case Lite 700x25c

現在ロードバイクで最も一般的なサイズの700x25c。走行中にタイヤが跳ねてしまうような高い空気圧を避けた場合には走行抵抗が最も少ないサイズとされています。実用上、最も速く走ることに適したサイズと考えられているのが、このサイズです。700x25cサイズは、新コンパウンド「TR-SPEED」の採用に加え、回転方向の指定で走行抵抗を少なくし、コーナリング時のグリップを良くするためにトレッドの両サイドをディンプルのような小さな凸凹を設けてあります。旧 R3タイヤから徹底的に改良が加えられています。

クリンチャー専用
重量:210g
価格¥7,900-(税込)

BONTRAGER R3 Hard-Case Lite Reflective 700x25c

完全新設計の R3 700x25cサイズの両サイドに反射テープが追加されています。夜間走行の安全性を大きく向上させています。

クリンチャー専用
サイドに反射テープ入り
重量:210g
価格¥6,500-(税込)

BONTRAGER R3 Hard-Case Lite 700x28c

ディスクロードのユーザーに激推しなサイズが700x28cです。重量・走行抵抗の少なさは700x25cに譲りますが、コーナーのグリップやブレーキング時の滑りにくさ、快適性に優れます。新コンパウンド「TR-SPEED」、回転方向の指定で走行抵抗を少なく、トレッドの両サイドに極小のノブを多数設けてコーナリング時のグリップを良くし、砂利が浮いているような路面でも滑りにくくなっています。

クリンチャー専用
重量:225g
価格¥7,900-(税込)

BONTRAGER R3 Hard-Case Lite TLR 

チューブレスレディは、チューブを入れてクリンチャーのように使うこともできますし、チューブレスレディ用ホイール、チューブレスレディ用リムテープ、チューブレスバルブ、チューブレス・シーラントを使用してチューブレス化することもできます。チューブレスのメリットは、パンクのリスク減と言う点もありますが、タイヤ内部でチューブが伸縮することで前に進むエネルギーが損なわれる現象(エネルギーロス)を抑えることができます。空気圧を下げて快適性を上げても、走行感が重くならないと考えて頂いて良いと思います。新コンパウンド「TR-SPEED」、回転方向の指定で走行抵抗を少なく、トレッドの両サイドに極小のノブを多数設けてコーナリング時のグリップを良くし、砂利が浮いているような路面でも滑りにくくなっています。チューブレスにして空気圧を下げてやれば、未舗装のグラベルを走ることにも使えるでしょう。

TLR(チューブレスレディ)/クリンチャー兼用
サイズ:700×25mm、700×28mm、700×32㎜
重量:340g
価格¥9,900-(税込)

新型【BONTRAGER R3】に交換したお客様の感想

ÉMONDA ALR 5 DISCのお客様のタイヤを標準のR1 700x25cから新型R3の700x28cに交換させていただきました。

タイヤの重量は、330gから225gへ。前後のタイヤで210gの軽量化(チューブが太くなるのでチューブの重量は微増です)。
「(軽量化で)ペダリングも軽くなったうえに、太いタイヤにしたことで快適性も上がり、グリップも良くなったので下り坂の安心感も高くなりました」

また、クロスバイクの走行性能を上げたい方にも新型R3の700x28cを使っていただいたところ、「タイヤ交換だけで、全く別の自転車になったかと思うくらい速く走れるようになった」とのことです。

新型BONTRAGER R3 タイヤは、他社製のハイエンドタイヤと比べて価格面でも魅力的だと思います。
タイヤのグレードアップは効果的!中でも新型R3タイヤ は特にオススメです!

この記事を書いた人: Earthling Interactive

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