決定版!寒い時期のサイクルウェアの選び方≪前編≫ 寒い冬も関係なくライドに行くことができるようなサイクルウェアの選び方をお伝えします。

決定版!寒い時期のサイクルウェアの選び方≪前編≫ 寒い冬も関係なくライドに行くことができるようなサイクルウェアの選び方をお伝えします。

冬こそライドに行こう!

スマートトレーナーやトレーニングアプリが充実している現代、わざわざ寒い季節に外で乗るのは面倒と感じることも増えてきたように思います。しかし、しっかりした装備さえ用意すれば、夏場よりもサイクリングに向いた季節と言えるかもしれません。近年、夏場の日中は35度を超えるのが当たり前、日差しによっては40度を超える状態になり、外で運動をすること自体が危険であるといえます。

それに比べて冬場はここ2年ほど比較的暖冬ということもあり、特に関東地方より西は厳冬期でも氷点下になる日が非常に少なくなっています。走り始めは寒いものの、継続して脚を回していれば暖かくなってきます。

冬のロードライドはサイクルウェア選びが重要

冬場は気温の低下に加え、風が強い日が多いことも気をつけなければいけません。冬の風が体温を奪い、低体温症になったり、カロリー消費を早めてハンガーノック(エネルギー切れの危険な状態)になることがあります。ライドし始めてすぐは体が暖まっておらず、ある程度暖かさを感じるウェアが必要です。しかし脚を回すと、汗をかき始めて逆に汗冷えの原因となります。気温の変化、ヒルクライム時とダウンヒル時、運動強度の変化など、様々な状況の変化に対応できるようにしましょう。

そこで専用のサイクルウェアが必要となります。汗を吸うと発熱する素材の下着は、日常生活においては暖かくて良いのですが、サイクリングになると吸湿速乾性が低いため、汗を乾かすことができず汗冷えを起こします。またダウンジャケットも湿気がジャケット内にたまってしまいますので、専用のサイクルウェアを使用しましょう。

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ベースレイヤー選びが非常に重要

サイクルウェア選びで最も重要といっても過言ではないのがベースレイヤー。サイクリング用のアンダーウェアです。最も重要でありながら、外から見えるわけではないのでファッション要素は少なく、最も軽視されているアイテムかもしれません。

ベースレイヤーに求められるのは高い吸湿速乾性。肌に触れる部分であるため、身体から出た汗を最初に吸収するのがベースレイヤーです。

メッシュスリーブベースレイヤー

ボントレガー Mesh Sleevelessサイクリングベースレイヤー ¥4,500(税抜)

昼間の気温が15度を超えるような日であれば、このメッシュタイプのベースレイヤーが暑くなり過ぎず良いでしょう。ボントレガー Mesh Sleevelessは「37.5™ 活性粒子テクノロジー」という特殊な素材で、体温を一定に保つことができます。

メリノブレンドベースレイヤー

ボントレガー Merino Blend Short Sleeve サイクリングベースレイヤー ¥7,315(税抜)

昼間でも気温が低い日はこちら。肌ざわりが良く軽いメリノウールが使われており、適度に保温してくれます。こちらのアイテムにも、「37.5™ 活性粒子テクノロジー」が採用された高機能ウェアとなります。

長袖サーマルジャージ

夏でも使える半袖サイクルジャージをそのまま使って、アームウォーマー、ベストやジャケットなど組み合わせることもできますが、やはりより保温性の高いサーマル生地のウインタージャージを1着持っていると非常に便利です。

サーマルジャージ

ボントレガー Velocis Long Sleeve Thermalサイクリングジャージ ¥9,200(税抜)

透湿性の高い機能性素材を採用し、寒い日に汗をかいても快適に過ごすことができます。バックポケットには反射性素材が配置され、夜間に車のライトを反射し、ライダーの存在をアピールします。

サイクリングジャケット

夏用のサイクルジャージを冬にも使うのであれば、保温性の高いサイクリングジャケットの着用をお勧めします。また、十分な保温性があるため、ベースレイヤーの上から着用することもできます。

サブゼロサイクリングジャケット

ボントレガー Velocis Subzero Softshellサイクリングジャケット ¥18,500(税抜)

体温を閉じ込めるのに優れたとても柔らかい保温性生地と、冷たい風や雨をシャットアウトする防風・耐水性ソフトシェル生地を採用。柔らかいリブ付き素材を手首と襟に使い、保温性を向上させている。3つのバックポケットに加え、ジッパー付きポケットも採用。また脇の部分にはより通気性の高い素材を使い、ベンチレーションを向上させています。

ウインドジャケット(ウインドブレーカー)

冬は低い気温に加え、ライド中に前から当たる冷たい風が体温を奪います。保温性の高いウェアだけでなく、防風性の高いウインドブレーカーを着ることが体温維持のために重要です。

サーキットウインドシェルジャケット

ボントレガー Circuit Windshellサイクリングジャケット ¥8,300(税抜)

軽量なWindshell 素材によって前方から吹き付ける風から上半身を守るジャケット。脇の下にはベンチレーション機能が設けられ、湿気を外部に排出してくれます。また軽量で小さく折りたためるため、比較的暖かい日には丸めてジャージのバックポケットに入れて、峠のダウンヒルの時だけ羽織る使い方もできます。

ボントレガー Velocis Stormshell サイクリングジャケット ¥23,100(税抜)

ボントレガーの新作Velocis Stormshellは、前述のWindshellの防風性に加えて、雨天から上半身を守るアイテム。「37.5™ 活性微粒子テクノロジー」による保温性、手首部分にはソフトなリブ、耐水性の高い「YKK AquaGuard」耐水ジッパーなど、風と雨から体を守る機能がふんだんに取り入れられたハイエンドサイクルジャケット。

サイクリングベスト

身体の可動性を損なわずに体を冷えから守る補助的なアイテムのひとつがベスト。最も重要な体幹部分をしっかり冷えから守ります。

ウインドシェルベスト

ボントレガー Circuit Windshell ベスト ¥7,400(税抜)

「今日は風も弱いからサーマルジャージだけで行こう」という日でも、超軽量でかさばらないサイクリングベストだけはバックポケットに入れておくと、風が強くなったり汗をかいた状態で長いダウンヒルをすることになっても体を守ることができます。

前編はここまでとなり、後半では体温を調節しやすい小物アイテムを紹介します。

後編はこちらから

この記事を書いた人: Trek

トレックはアメリカ・ウィスコンシン州に拠点を置くアメリカシェアNo.1のスポーツバイクブランド