雨のトレイルを走るための道具と心構え 1年中走っていたいなら、少しくらい濡れてもいいじゃないか

雨のトレイルを走るための道具と心構え 1年中走っていたいなら、少しくらい濡れてもいいじゃないか

もしあなたが粘土質の泥が多い地域に住んでいるなら、雨が降ったらバイクに乗るのをあきらめる必要があるかもしれない。しかしそれ以外に住んでいるなら、多少の水気にも対応できる造りのトレイルがある可能性が高い。だから雨の日に乗らない理由はない。

花崗岩の岩盤を敷き詰めたトレイルでも、排水に適した適度なキャンバーのついたトレイルでも、ウェットなコンディションでのライドは泥まみれの笑顔をもたらすはずだ。アメリカ北西部やイギリスでは、雨の中を走るのは日々のこと。だが、たとえあなたが雨天ライドのエキスパートであっても、雨に対処する方法へのアドバイスは聞いておいた方がいいだろう。パッキングからライディング、後片付けまで、雨天ライドの前に、最中に、そして後に知っておくべき基本を解説しよう。

クリスティーナ・チャペッタ @cchappetta1 が、雨のシーズンを乗り切る方法を教えてくれる。

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ウェットなトレイルに挑戦するなら、どのトレイルがウェットな状況でも走れるのかを知っておくことが大切だ。フロートレイルや、ピーナッツバターのような濃い泥が付くトレイルは避けよう。というのも濡れたフロートレイルをちょっと走っただけで、トレイルビルダーが何週間もかけて直さなくてはいけないダメージを与えてしまうからだ。水の浸食を防ぐため、水はけがよく岩や根っこの多いテクニカルなトレイルを選ぼう。

走るトレイルが決まったら、次のガイドに沿って母なる自然がもたらす雨の際に必要なものを準備し、ダートに出てみよう。

マウンテンバイク グローブ

作業に適したショップツールで、正しいレンチワークを始めよう。

マウンテンバイク ショーツ

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マウンテンバイクジャケット

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準備

1. 良いベースレイヤー
悪天候には重ね着が一番の味方だが、中でも最高なのは、良いベースレイヤーから始めることだ。通気性のあるウールや合成繊維のベースレイヤーを肌に密着させて吸湿発散と体温調節を助け、その上からお気に入りのサーマルビブやシャモアを履いて保温性を高める。

2. ボトムスをカバーする
水を避けて保温性を高めるため、雨の日にはライディングパンツを履くが、夏の雨であれば防水ショーツを履くのが最適だ。さらに保温性と保護性を高めたいなら、ニーパッドを付ければ暖かなバリアともなる。

3. トップス
ジャージを選ぶときは、気温を考慮しよう。低い気温ならサーマルロングスリーブを、反対に高い気温ならいつもジャージを選ぼう。上りでは熱を逃がし、下りでは熱を逃がさないためジッパー付き防水シェルを重ね着しておこう。

4. 指も暖かく
手は確かなグローブでカバーし、予備の手袋をパックに入れておこう。上りでは最初のグローブが濡れて冷えてしまう可能性が高いので、下りでは乾いた暖かさのありがたみを感じるだろう。防水ソックスは足元の防寒に最適なアイテムだが、まだ何も持っていないのなら、ウール混紡のソックスがお勧めだ。ウールは濡れても暖かさを保つため、雨のライドには最適なのだ。

5. 目を覆う
濡れた路面を走るなら、目を保護するアイウェアが重要になる。泥や砂、ゴミが目に入らないように、ゴーグルを装着しよう。またフォークに簡単に取り付けられるフェンダーで、ホイールからの泥の巻き上げを防ぐこともできる。

6. タイヤを調整する
滑りやすい路面でのトラクションを上げるため、タイヤの空気圧を1~2PSI程度下げて、タイヤトレッドの地面への設置面を増やしておく。

濡れた路面でコーナリングするクリスティーナ・チャペッタ

ライドの方法

1. 派手に走らない
滑りやすいトレイルは、危険な状況になることもある。少しゆっくりしたペースで走り、ラインを慎重に選ぼう。自己ベストは、晴れた日に狙いたい。

2. ブレーキ:基本ルール
止まるときには、様々な要素が絡んでくる。濡れたブレーキは乾いたブレーキほど確実には効かず、急な制動はタイヤを滑らせてしまう。早めにブレーキをかけ、一気にかけるのではなく、じわりとかける練習をしよう。トレイル前方を見て、ブレーキをかけていい場所と、そうでない場所を見極めよう。何より、濡れた木の上でブレーキをかけてはいけない。

3. 路面を知る
花崗岩の岩盤は、濡れていても完璧なトラクションを発揮しがちだ。また、根っこの上はとにかく滑りやすい。どの岩が滑りやすく、どの岩がグリップするのかを把握し、それに合わせてラインを決めていこう。根っこの上を走るときは、可能な限り根っこと垂直に入るといいが、根っこがトレイルのフォールラインに沿っている場合は無理をしてはいけない。それに合わせて走り、乗り越えるときにはブレーキをかけないよう最善を尽くそう。

濡れた路面を走るクリスティーナ・チャペッタ

走った後は

1. バイクをきれいに
可能な限り、走り終わったらすぐバイクを洗おう。濡れた泥はさっと水をかけるだけで簡単に落とせるが、乾いて固まってしまうと落とすのも一苦労、バイクの塗装を傷つけることもある。

2. チェーンをいたわる
雨天を走るたびにチェーンを掃除してオイルを注そう。チェーンが滑らかに回転し、錆びさせないためにも。

3. ドライで暖かく
雨の日のライドが終わったら、泥にまみれて濡れたウェアやギアを、すぐ防水性のバッグに入れよう。濡れそぼった寒い冒険の後に暖かなパーカーを着るのは気分をすぐ上げるいい方法だ。しかも帰り道に友人の車を泥まみれにしてしまうという究極のパーティーファウルを防げもするのだ。

この記事を書いた人: Trek

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