【フォトギャラリー】歴史に名を刻んだ1台 エレン・ファンダイクの特別なSpeed Concept 特別で、最速なバイク

【フォトギャラリー】歴史に名を刻んだ1台 エレン・ファンダイクの特別なSpeed Concept 特別で、最速なバイク

Photo: Jojoharper

女王の挑戦

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5月23日、トレックセガフレードに所属するタイムトライアル世界女王のエレン・ファンダイク(オランダ)が、アワーレコードに挑戦。

従来の記録を849mも更新する49.254kmで、アワーレコード女子世界記録を更新した。

本記事では、ファンダイクが記録を破るために使用した、TREKアワーレコード仕様のSpeedConcept(スピードコンセプト)をご紹介していく。

特別な1台

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アワーレコードにはブレーキと変速機がついていない固定ギアのバイク、つまりUCIルールに沿った自転車が必要だ。

ファンダイクはTREKのタイムトライアルバイク、Speed Concept(スピードコンセプト)で過去に世界チャンピオンを獲得しており、これ以上のフレームは存在しない。

しかし、アワーレコードのためには、ちょっとした改造と、スペシャルな見た目が必要だ。

記録を破るために

今回の挑戦にあたって、チームが抱えていた一番の問題は、Speed Conceptをトラックバイク仕様にできるのかということ。

エンジニア達は、不要となるリアディレイラーとハブの為にリアのスルーアクスルを細くし、シングルギアで調整が可能なリアエンドへと加工した。

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ファンダイクが使用したギアはフロント58T、リア14T。

このギア比率で1分間に93〜97回転を維持できれば、当時の記録であった48.405kmを破ることが理論上可能であることがわかった。

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昨年9月にファンダイクが世界タイトルを獲得した時と同じ仕様で乗ることができるように、ポジションも変えず、大きな手は加えていない。

アワーレコード挑戦のプロジェクトが始まってから2週間でTREKの全社員と、SRAMの最高レベルの技術者達を交えてプロジェクトは進められた。

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選手本人の努力はもちろん、サポートチームの支えと共に、ファンダイク達の歴史は作られた。

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この記事を書いた人: Trek