ジェームス・ゴールディングのストーリー レース・アクロス・アメリカ制覇に向けて走り出す

ジェームス・ゴールディングのストーリー レース・アクロス・アメリカ制覇に向けて走り出す

ジェームズ・ゴールディングは、イギリスの象徴的存在

英国人サイクリスト ジェームズ・ゴールディングは、世界のトップアスリートの中でも特別情熱をもって、身を捧げられる耐久レースを追い求めている。

彼の原動力は、彼自身の驚くべき体験の数々だ。ジェームズは”自転車で7日間走り続けた距離”でギネス記録を達成した最初の英国人で、日を跨ぐサイクリング耐久レースに21回以上出場している。

この記録だけでも称賛に値するが、さらに彼は生存率5%未満と言われた癌から2度も回復。そして10万ポンド(約1600万円)の寄付を集めるアメリカ横断チャリティーライドでトラックに轢かれた後も、驚くべき早さで復活した。トラックの時速は110kmを超えていたにも関わらず、である。

これらの衝撃的なエピソードゆえに、彼は耐久レース界で有名なサイクリストなのである。

悲惨な交通事故や癌との闘いから復活したジェームズは止まらない。彼は耐久レースをさらに追い求め、チャリティのために300万円以上の寄付を集めた。2020年からの彼の目標は、レース・アクロス・アメリカ(RAAM)で優勝することである。

レース・アクロス・アメリカは35年にわたり、耐久サイクリストの間で最も厳しい自転車レースと評されてきた。カリフォルニアの海岸からメリーランドの港まで、12州を横断する全長4,800km以上のレースだ。シエラ山脈、アパラチア山脈、ロッキー山脈を越えるこのレースの獲得標高は5万3千メートル以上。アメリカ最大級の川を4本渡り、モハベ砂漠とソノラン砂漠の残酷なまでの暑さに直面する。選手たちは、この膨大な距離、暑さ、上りをたったの12日間以内で走り切らなければならない。これまでの最速の完走記録は7日半強である。

妻と2人の子供と微笑むジェームス・ゴールディング。
トラックに轢かれ、バラバラになったジェームスのバイク。
夕暮れの南西部砂漠を走るジェームス。
ヤシの木を背景に南カリフォルニアを走るジェームス。
バイクに乗りながらボトルを渡されるジェームス。

2019年、ジェームズは2020年のレース・アクロス・アメリカへの出場権を得るため、過酷なレース・アクロス・ザ・ウエストを走った。しかし2020年に優勝するという彼の希望は、コロナ禍により打ち砕かれた。

それでも彼はひたすらトレーニングに励み、今もなお次の挑戦を追い求めている。

近くからも遠くからもジェームズのアメリカ横断レースを、 RAAMRace.org (英語サイト)からフォローして応援しよう! 彼の最新情報はインスタグラム @jimmythelink をチェック!

晴れた日のウィスコンシン州ウォータールーにあるトレック本社外観

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この記事を書いた人: Trek

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