エレン・ノーブルとパートナーのアディン・ベアードのもとへ、Domane+は最高のタイミングで届いた。今話題のe-bike(電動アシスト付きスポーツ自転車)だ。
「乗ってすぐに笑顔になりました」アディンは初めて乗った瞬間を振り返る。「ペダルアシストが効いたときは、まさに 『WOOO!』って感じ!」
「大袈裟ではありません。本当に大騒ぎしていたんです」とエレン。「近所をぐるぐる走り回って、興奮のあまりに叫び出すほどでした」
彼らがここまで感動したのには理由がある。
エレンはトレックのシクロクロスとクロスカントリーMTBで活躍する女性レーサーだ。これまで全米選手権の表彰台に6回立った。そのうち2回はU23チャンピオンとして、である。つまり彼女はプロのアスリートで、世界のトップと競っているのだ。
一方アディンはバイクに乗るのは苦手ではないが….彼女のような輝かしい戦歴はない。ほとんどの人がそうであるように、彼には世界レベルのサイクリストが持つ強さとスタミナもない。おまけにスキーでの怪我による膝痛に悩まされ、気軽にペダルを漕ぐことすら難しい。軽いトレーニングでもエレンとペースを合わせられなかった。
「一緒にバイクに乗ることはないだろう」ーー2人ともそう思っていた。しかしある日コロラド州ボルダーの彼らの家に、Domane+が入った箱が届く。それが全てを変えたのだった。
「このバイクのおかげで、初めて一緒に乗れたんです」とエレン。「まさかアディンと一緒に走れる日が来るとは…こんな喜びをくれるなんて、最高の贈り物です」
ボルダー近郊の道路や締まったダートで、e-bikeを駆るアディンはエレンの後ろを悠々と走る。
「もうライドで彼を置き去りにすることはありません」とエレンは言う。「同じ速度で一緒に走っても、彼は楽しそうに付いてくるのです」
「バイクでもっと遠くに行きたい、速い友達と一緒に走りたい。そんな願いがあるなら、これこそが解決策」
「乗ってるのがe-bikeだってことを忘れちゃうんです」とアディン。「本当に自然な感覚で。ペダルアシストも安定していて、予測しやすいのがいいですね。とても楽しくて、アシスト設定を最大から変えることはまずないですよ」。
e-bikeは物理的な制約を乗り越え一緒に走ることを手助けするツールだ。そして彼らは、e-bikeに人々の暮らしを助ける大きな可能性も感じている。多発性硬化症を患うエレンの友人の母は、体を動かすためにe-bikeを購入したそうだ。
「彼女には一般的な自転車を漕ぎ続ける力はありません」とエレン。「でもe-bikeなら、外で景色を見るといった、これまでできなかった様々なことができるようになるのです」
アディンもまたe-bikeのおかげで走れるようになった人を多く知っている。そして誰より彼自身が、Domane+がもたらしてくれたことに感謝している。「e-bikeのおかげで、古傷を抱えていても近所を気持ちよく走れるようになりました」
シンプルに楽しむため、移動を容易にするため。目的は様々だが、多くの人がe-bikeの恩恵にあずかることができる。
「e-bikeに乗る理由を見つけるなら」とアディン。「例えばスーパーにちょっとした夕食の材料を買いに行くとしたら…僕はクルマではなくe-bikeを使うね、100%」
「バイクでもっと遠くに行きたい。速い友達と一緒に走りたい。そんな願いがあるなら、これこそが解決策です」とエレン。「私はバイクがどれほど大きな幸せをもたらしてくれるかをよく知っています。そして誰かと一緒に乗る喜びを、たくさんの人に味わってほしい。それが全ての人の可能性になるんです」
この記事を書いた人: Trek
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