みなさま、こんにちは、須磨店の房野です。 大山から1か月。今回は六甲山に行ってきました。
8月末の乗鞍ヒルクラムにエントリーして早3か月。大山に登ったり、その他ゆるゆるとライドはしており、まあ、乗鞍も何とかなるかと高をくくっていました。
しかしそのような中「ヒルクライムってホントにやばいよお」「もっと身体絞らないといけないんじゃないん」という言葉が房野の周りで飛び交っていました。ふーんと聞き流していたのですが、須磨店スタッフ中條の「富士ヒル、まあまあきつかった」という言葉でとどめを刺されました。
そ、そんなにきついものなのか、ヒルクライムは… 焦りを感じた房野は「関西で山と言ったら六甲山だろう」と安直な考えで、富士ヒル終わってすぐの中條に泣きついて挑んできました。
8時にトレック須磨店集合としておきながら、中條が渋滞に巻き込まれたり、房野の準備が遅かったりで、10時に出発となりました。
最初、六甲山のふもとまではひたすら20キロの平地。 巡行速度32-33キロくらいでひたすら走っていきます。
今回は表六甲から登ったのですが、六甲山までのふもとの坂がきつすぎました。
ぜえぜえ言いながら登っていたのですが、前で走っている中條がアウターで漕いでいるのを見て、こちらは既にアウター…。これ以上ギアを軽くできない、と悲しくなりました。
「まだ六甲山のふもとじゃないからね」と中條からの悪魔の囁き。 じゃあ今房野が登ってるのはなんやねん…と腹立たせながら登っていました。
ちなみに去年六甲山を登ったのは2回。どちらとも再度山からでした。
1回目はFX+2のアシストクロスバイクで行き、ぜえぜえ言っている同期達を嘲笑うかのようにアシスト全開で登りました。
2回目はちま号カスタムなしで行き、両足を攣っている店長を嘲笑うかのように登りました。
そして今回登りながら気づきました。 「房野、一軒茶屋まで登ったことない!!!」と。
六甲山登ったことある!!!と思って今回挑んだのですが、頂上には行ったことがなかったのです。
やばいかもなあと思いながら、ようやく六甲山のふもとにつきました。
「ここからが六甲山だよ!!」 マグオンで体力が復活した房野はよしやってやるかと漕ぎ始めました。
坂道で止まっていたせいか、まずクリートがつけられない。壁に手を付けながらなんとかはめました。
そして進まない。傾斜がひどすぎる。「今時速4キロだよ。日くれちゃうよ」
アウターでぐいぐい漕いでいる中條の声に半べそをかきながら、進まない坂をひたすら漕ぎつけました。
3キロほど坂道を進んだときに思いました。「あ、無理だこれ」 下り坂がなくひたすらな坂道。休むところもない。
「休憩したい!!!」そう言いつつ、2,3回休憩していましたが、登りが急すぎてクリートをはめる際に立ちごけをしました。
「無理だ!!!」 房野はうずくまりました。
「このくらいきつい坂があと7キロほどあるよ?どうする?」
と中條に問いただされたとき、90%の気持ちで下りたい!!!!が勝っていました。
心が折れかかっていた時、アワイチを一緒に走ったことのあるカメラマンが、大きなバイクで応援に来てくれたのです。
「ようやく追いついた~」 と奇跡かと思いました。房野の心が揺らいでいるときにタイミングよすぎだろ!!!と。
かくかくしかじか、房野が登りたくない旨を伝えると「え、このくらいきつい坂はあと1キロほどよ!それ以降は全然まし!頑張れ!!!」
神様かと思いました。隣で聞いていた中條も「俺適当だからなあ距離とか。1キロなら余裕だな。はは。ごめんな」
中條の言葉であきらめかけ、カメラマンの言葉で救われました。
中條のことを横目でにらみつつ、先を急ぎました。
心が折れそう、そうなったときにちょうどカメラマンが先回りしてくれて「ここからはきつくないよ頑張れ!」や「ここからちょっと坂きついからね!だけどここだけだよ」と声をかけてくれました。
きつい1キロを終え、軽く休憩を取りました。
ここから一軒茶屋までは中條とは別々に行きました。
さっきまでの坂に比べて全然まし!!!これなら登れる!!!とゆっくりゆっくり上がっていきました。
歩道を歩いている人たちからも応援をもらい、六甲山いい人ばっかりだ!と感動しつつ一軒茶屋につきました。途中メンタルが折れていたので登りきれた嬉しさと、今来た道を帰るんだなあと複雑な思いでした。
来た道をひたすら下り房野だけ道を間違え、また山を登り、下界に降り立ちました。
下るのはあっという間でしたが、こんなきつい坂を登っていたんだなあと嬉しい気持ちになりました。
そして、春日野道のサイゼリヤに行き、カメラマンと別れ、中條に引きずられながら須磨店へ無事ゴールしました。66キロの旅でした。
へとへとになりながら登り切った六甲山レポート、いかがだったでしょうか?
ここまで読んでいただきありがとうございました。
乗鞍のヒルクライム頑張ります!!!
この記事を書いた人: Trek
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