【大阪本町】ニセコクラッシックに参加! レースレポート

【大阪本町】ニセコクラッシックに参加! レースレポート

6月16日に開催されました北海道、ニセコクラシックに参戦してきましたレースレポートになります。
かなりの長文になりますのてお時間ある時にでもお読み頂ければ幸いです。

ニセコクラシック150km

11月に沖縄で開催される【ツール・ド・おきなわ】と並ぶ国内最高峰レースの1つで北の【ニセコクラシック】。
上半期国内No.1ホビーライダー決定戦とも言われていたりもします。
このレースは今年から総合での成績が反映される形式になりましたが、なんと言っても年代別での成績と表彰式があり、上位に入るとなんとアマチュアの世界選手権への参加資格を獲るができます。
(ちなみに今年はデンマーク、来年はオーストラリアです)

【レースレポート】

ニセコクラシックは過去2度出場。
2022年年代別4位。2023年年代別3位。
どちらも総合順位は13〜15位だったと思います。
今回の目標は念願の年代別優勝そして総合シングル入り。
残念ながら総合優勝を狙える実力は…ありません…。

スタートは年代別で出走して行く形でパレード走行中に各年代別が入り混じり約400名程の大集団が合流してからの一斉のリアルスタートとなります。
沖縄と同じく公道を封鎖してのレースとなり、まさにツールの世界観を味わえるといったところも魅力の1つでもあります。

ただこのパレードラン中が1番危なくて前に上がりたい人、経験、技術に差がある人…400人が密集しているので毎回落車やら何やら起こり怖いです。
よってこの区間の私は安全マージンを十分に保って走っているのでザブザブと飲み込まれて後方へと追いやられるパターンに。

そうこうしているうちに上りが始まりだし、リアルスタート。
ニセコクラシック150kmはグランフォンドの名の通り上りが多く、スタートから上って下って、そこから本格的な山岳コース→平坦→アップダウン→3連続上り→ゴールのコースとなります。

 

あれ?何かしんどい。
過去2回と比べても何か脚が重たい。
実は1週間前から調子を落とし始めていて、本番には帳尻があうかなぁとか考えていたのですが、調整が上手くいかなかったのでしょうか。
いや、上り始めたら脚は回りだすはずだと信じることにします。

 

昨年のニセコのギアは53/39、11-30。
今年は52/36、11-34に変更したこともあり終始アウターで事足りている。
うーん、山岳に入ってもどうにも脚が重くて前の方に上がるのに力を要します。
今日はダメな日か?とネガティブな思考が頭をよぎりますが、この日の為に労力、時間を割いてきたのに“ダメな日だった”で終わらせることはできません。
400名ほどの集団はおそらく半分以下になってるあろう最初の山岳コース(あくまで予想です)。例年だとこの山岳区間で先頭付近にいるのですが、今年はずっと真ん中〜先頭集団後方。パワーメーターの数値も例年より低い。それなのにしんどさを感じます。
これは本当によくない日だなと思いました。

cyclowired.jp

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最初の山岳コースのKOM(キングオブマウン、いわば頂上)を通過後、ニセコパノラマラインを高速で下っていくのですが、時速80km/hオーバーのハイスピードダウンヒルで、上り返しに直角コーナーがあったりと気は一切抜けません。

 

そこからの平坦区間を抜けての農道区間でのアップダウン入口までに番手をあげていきます。

昨年とは平坦アップダウンが逆コースになっており、昨年は直角コーナーの出口で前の落車に巻き込まれてもらい落車しました。
今年はその位置が入口に変わっています。
そういう場所は鬼門にしているのでリスク回避でコーナー外側を選択し前方から真ん中にかけての位置で侵入したのが、今回は前の方がコーンを弾き飛ばし、それが私の方向に飛んでくる奇跡に見舞われました。
急ブレーキと瞬間的にクリートを外して前の人に突っ込むのと落車を回避できましたが、集団最後尾の千切れかけの位置に。
今年もか…!

 

ここから程なくして短い急勾配が始まるので間違いなく強度が上がります。
それまでにある程度の位置まで上がっておかないと上り終えて加速していく集団に置いていかれる可能性がある為、脚を使うことになりますが踏むしかありません。
集団はペースが上がり縦になり始めています。
緩やかな勾配が続く農道を一気にではなく、ペースで踏んで上がっていき急勾配に突入する前に前方にと考えるものの、真ん中〜後方付近で突入。
案の定、短いとはいえ急勾配の為、登坂力がものをいい集団は分裂、一気に差が開きます。
クリアした後のアップダウン区間に入り加速していく先頭集団の最後尾になんとかジョイント。セーーーフ!
今年は後ろでこの離れてはくっついてが多く、脚を使うダメなパターンです。

cyclowired.jp

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爆風の平坦区間を向かい風の中、勝負所となるであろう新コース版三段坂へと集団は突き進んでいきます。
前方で展開している強者や同カテゴリーの強者を捕らえながらそうできていない自分を情けなくも思いました。
そんな何もないその爆風の平坦区間で落車が発生。
外側にいた為、かわすことができましたが、巻き込まれた有力選手は多数いた模様。
おそらく同カテゴリーで1番警戒していた選手も巻き込まれたのでは!?(そのあと姿を見なくなった為)
昨年のオキナワでのこともありその方とはラストの熱い展開をとか考えていた中、非常に不本意ではありますが、集団が進んでいく以上待つことはできませんでした。

 

そして、新しくなった版の三段坂へ。
昨年までは下から緩むところまで5.5倍〜6倍近くまでを踏まないと先頭集団にいることは許されませんでしたが、最初の上りが緩やかになった新コースではどうでしょうか。
苦しいんだけど、耐えられない感じではありません。
ですが、スタートから感じていた通りで調子はよくはないんだなと再認識します。
それは言っても仕方がないですし、無意味なので作戦を考えます。
もっと前に出て展開に乗りたいし、作りたいと思う反面、そんなことをしたらその後の反動で即千切れそうなので却下です。
もちらん、タイミングが合えば動きたいとは考えていました。
総合順位にはもちろん興味がありますが、今日の私はそんなこと言えるレベルではない気がしているので、それよりもまずは悲願の年代別優勝に集中することにします。

 

新コースになったとは言え、当然勝負所は勝負所としてペースでが上がりますし、途中、総合での優勝候補筆頭の選手、圧倒的な登坂力をもつ選手の逃げが生まれるも、先頭集団の後方にいる私は反応すらできていない状況です。
私を含む先頭集団は当然逃げを吸収しにいきますし、今日の自分の調子から自分から動くこともできないしで残念ながら流れに身を任せざるをえず、集団最後尾でぶら下がっている情けない状態が続きます。

 

125km地点。
2度目のKOMを通過する頃には20〜30人くらいになっていると予想するも振り返ったところで意味はないと後方を確認することはしませんでした。
私より前には同カテゴリーでは小気味よくペダリングする選手が1人のみ。

 

三段坂の二発目で再度ペースがあがります。
そこでその同カテゴリーの選手がジリジリと前と離れ始めたのでここは行くべきと判断し先頭集団へジョイント。
ダンシングで踏み込むと攣りそうな予感がし始めます。
この時点で問題なくゴールできれば、私の年代別優勝は確定。あとはどこまでいけるかとなってきました。

 

そこからも先頭集団の前に出られることはないままに後方で耐えて耐えていましたが、
途中で先頭集団と私を含む4名で差が開く場面もあり、置いていかれる危ういシーンが発生します。

 

“ここは絶対行くべきところ”

 

踏みまくって緩やかな上りで集団がコーナーを抜けるギリギリで私1人が最後尾にブリッジ成功です。
くるしーー。

 

残り8km。
勝者は17名程の先頭集団に絞られました。
この局面に残っている40歳オーバーは私を含め3名。もっというと年上の先輩選手がお2名。
年齢を言い訳にできませんね。

 

これまでの私の沖縄での結果や、ニセコの結果もレース全体としてみたとき“総合優勝をかけた先頭集団として”最終局面にまでは残ったことがありません。
それは私がこれまでも“そこまでいたい”と願った1つでもあり、それは現実のものとして起こっています。
これは燃えます。

残り数キロ。
集団のペースと私との差が僅かに生まれたタイミングで飛び出してみます。
アタックというにはあまりに緩やかで、勢いもなく、ちょっと飛び出したかなぁくらいの速度差。
じわりと開いたその差をそう思ってもらえたのか追ってこないので、チャンスと踏み込ます。

 

ですが…。
飛び出してみたのは良いものの全く脚がなく、これは持たないと即理解しました。
それでも数十秒間ですがビッグレースの最終局面先頭は感動です。

 

そのすぐ後、私のなんちゃってアタックとは別に後方からキレキレのアタックを見せる若い選手が。
あれが本当のアタックだよなと見送ることしかできませんでした。
ここでついて行けていたら、とってもドラマチックで激アツの展開だったのですが、そんな力は残っておりませんでした。

 

集団は当然追うので、そこに再度付く形に。
もうゴールまで距離がなく、優勝をかけた逃げが発生した為、集団はペースアップ。
私はもう相当に脚にきていて、いつ千切れてもおかしくない状況です。(実際に千切れてかけていました。)
ここからあまりどの位置にいたか覚えていないけどずっと最後尾だったような記憶があります。

 

コーナーを曲がればラスト300m上りの直線スプリント勝負。
17名による最後の勝負です。

 

私は完全に出遅れていて最後尾でラストに突入となりました。
昨年はゴールの位置が変わっていたことを把握しそびれており距離を見誤りましたが、今回はもう把握しています。
当然、私に余力はありません。
残念ながらこの位置で出遅れた時点で総合優勝は遠のいているし、その資格もないとも思っていました。
それでも振り絞るのみ。

cyclowired.jp

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腰を上げスプリント体勢に入るも両太ももが一気に攣ります。
久しぶりの激烈な痛みだけど数秒の話。
攣った際の走り方はもう慣れています(笑)。
もがいて、もがき続けると意外にも何名かをパスしていき、なだれ込むようにゴールへ。

 

年代別優勝/総合8位

目標にした年代別優勝とシングルリザルト。
大きなレースで過去最高の成績です。

 

展開を作ったり、やりたいことは全くできない調子の悪さでしたが粘って粘ってこの位置を手繰り寄せられたのかなと思います。
そんなものですから、実力でとはとても言えませんが、運がよかったり、調子の悪さをカバーする走りをしたりと色んなものが絡み合っての今回の結果をありがたく受けとらせてもらいます。
褒められたものではないですが、年齢と経験を重ね老獪な走りができるようになったものです。

 

出場するかは別としてアマチュア世界選手権の出場資格もGETです。

 

ニセコ機材
【機材】

バイク:TREK MADONE SLR G7
コンポ:シマノ DURA R9270(クランク/DURA×P2M×ROTOR)
カスタム:CDJビッグプーリーSV(フルセラミック)
ホイール:Aeolus RSL 51
タイヤ:コンチ 5000STR 25c
ペダル:LOOK KEO BLADE CARBON TI
DISCローター:RT-MT900

 

 

バイクは弊社の最速エアロロードMADONE SLR 、ホイールは昨年のニセコでも使用したAeolus RSL51。
レース時はライトマウントアダプターも外してシングル仕様のサイコンマウントのみに。
ペダル、サイクルコンピューター、ゼッケンホルダーを含めた重量は7.40kg。
上りでのアドバンテージを理由に勝負の25cをチョイス、、、直前の練習1回を除きずっと28cを使用していた為にコーナーでの感覚、倒し込み、グリップを信用しきれず下りの度に番手を下げて、上りで番手を上げるという非常によくないパターンになってしまいました。
ギアは52/40を使いたかったのですが、技術的な問題で52/36に戻すことに。リアは11-30から11-34に変更。アウターロー付近をどれだけ使い続けられるかを1つのポイントにしました。そこに昨年から使用しているCDJビッグプーリーSVによる駆動抵抗軽減。
52のアウター、34のローギア、CDJビッグプーリーの3つで今回のレース攻略に臨み、実際にインナーギアを使用したのは中盤の1分程の急勾配の1回のみ。他は全てアウターギアで乗り切りました。

 

機材による小さな積み重ね。まさにマージナルゲイン。
それで走りが変わるので機材スポーツは面白いです。

シューズ :TREK RSL KNIT
ヘルメット:TREK VELOCIS

 

TREKの新作ニットシューズ。
ホールドシステムがこれまでのシューズとは全く違い究極にフィット。気に入りすぎて2足買った程です。

 

ヘルメットは新型のVELOCIS。
弊社最軽量であり通気性が抜群によいモデル。MIPSという安全性を取り入れた上でこの軽さは素晴らしいです。
カラーは赤を。当日はYouTubeでのLIVE配信もあることから家族、お客様から発見してもらいやすいというただそれだけの理由で選びました。

 

【補給食】

エネもち×2
黒糖わらび×1
マグオン(レモン)×1
activake スピードジェル×4
ドリンク:activake グランフォンドウォーター500ml×2

 

補給食も上記で足りると練習から実験していたので無問題。当日はお腹の調子が悪くエネもちは1つだけ。スピードジェルも結果として2個余らせました。
エアロと重量の兼ね合いでボトルはロングではなく通常タイプをチョイス。北海道の気温と4月からの実走練において何度も水分補給が足りるか実験をして500ml×2で足りると判断。
給水所での受け取りはなし。

(表彰式の際には手違いで貰えなかった憧れのチャンピオンジャージは後日郵送にて自宅へ届きました。)

これにて前半戦終了です。(前半戦ニセコクラシック、後半戦ツール・ド・おきなわの2レースだけなのですが)
ご声援をいただきました皆様ありがとうございました。

 

ちなみに…
2026年は北海道ニセコにて世界選手権が開催されることが先日発表されました!
世界のトップが国内に集結。レースに興味がない方も一見の価値ありの超大規模大会になります。アマチュアながら日本代表のウェアを着てレースに臨む。。。
どうですか?一緒に世界選手権を目指してみませんか?

 

大会開催にあたり尽力いただきました大会関係者の皆様、地域の方々に御礼申し上げます。

この記事を書いた人: Trek

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