こんにちは。神戸須磨店の房野です。
ロードバイクに明け暮れている?房野ですが、MTBを楽しみたいと1年前から思っておりました。
MTB行ってきたよー!という話を聞くたびに、いいな~いいな~行きたい~と毎回ごねていたら、優しい友人が「連れて行ってやる!」と重い腰を上げてくれました。
ハードテールのX-Caliber7を持っているので、これで挑むんだいと言っていたら、「最初はフルサスペンションじゃないと死ぬぞ」と真顔で言われ、背筋がヒュンとしました。
もしかして、MTBのこと私はなめているんじゃないかと思いつつ、友人のFuel EXをおとなしく借り、いざトレイルへ。
車で2時間の場所にある滋賀の【トレイルアドベンチャー・栗東】に向かうまでの行き道、ずっと私は「楽しみ楽しみ!!!」とワクワクしていました。
いっぱい運動するからいっぱい食べなきゃとコンビニでおにぎり2個とサンドイッチ、お昼ごはん用にカップ麺を買い、旅行気分。
「カロリー消費するからたくさん食べな」と甘やかされつつ、ずっと口をもごもごさせていました。
食べても罪悪感がないのがバイクのいいところですねっ!
いざMTBチャレンジスタート。
ちなみにコースはこんな感じでした。
初めてなので初心者コースからスタート。
「下るときはドロッパーシートポスト下げる!登りは上げる!んで、でこぼこのところは足の屈伸を生かして……」
MTBただ走るだけじゃないの!?
ぐるぐる走りながら考えることが多すぎる!とパニックになりました。
「体は後ろ重心!」
…身体が攣るかと思いました。
正直な話、ロードバイクのほうがしんどいでしょ、とMTBユーザーからしたらぶち切れられるくらいなめていました。
筋肉痛にもならないだろうと。ダーって下ってダーと上るだけでしょと。
2日後の今、ブログを書いているのですが、全身の筋肉痛が収まっていません。
そのレベルで使ったことのない筋肉を酷使していました。
目の前を走っている友人は壁も使いながらすいすい走っていました。
一方、私といえばなんとか走っているという感じでした。ブレーキをかけながらがたがた道をなんとか走っている私。MTBを楽しんでいるというよりかは、バイクに引っ張られるだけの私。
絶対今日中に乗れるようになってやると心に誓いました。
緑コース(初級者コース)を何週かし、少し長い青いコース(中級者コース)に行きました。
登りがしんどく、電動アシストMTBが人気なわけだとつぶやきながら登りました。
そして下り!最初の感想は、「え、楽しいっ」
友人の教え方が上手だったこともあり、というか上手だったおかげでしかないのですが、怖さを感じることもなくすいすい下ることができました。
カーブ楽しい!でこぼこ楽しい!下るの楽しい~!!
友人が動画を撮ってくれていたのですが、私はひたすらに笑っていました。
お昼ご飯の後、「赤コース(上級者コース)行こう」と誘ってきたので嫌々と首を横に振っていたのですが、なんだかんだ言いくるめられ行くことになりました。
友人が電動バイクも持っていたので、上に行くまでの道で借りたのですが、まっすぐな道の楽さといえば……!
足がしんどいようという気持ちが全くなく、体力を残して下りを楽しめるじゃんと感動していました。
そしてつづらのようなでこぼこ道を走っていたのですが、勢い余って脱線をしました。
頂上まで着き、電動を友人にお返しし、FuelEXで臨みました。
名物360度回れるところを友人たちはすいすい進みつつ、私は全力ブレーキで進んでいきました。
そして、急でまっすぐな下り道。楽しいーーー!!!
くねくねな道。楽しいーーー!!!
ロードバイクとは違い、自分の身体が跳ね、飛ぶ感じが新しい感覚でMTBすごいと勢いよく下っていきました。
そして、とても急なカーブ道。
二人がいないところで綺麗にこけました。
こけたこけたと笑いながら二人に合流したら、大丈夫か!と心配され逆に申し訳なくなりました。
私がこけたところのカーブを【魔のカーブ】と勝手に名付け、これを攻略しないと次へは進めないと、友人に攻略ポイント教えてと言い続け、挑戦していました。
「カーブはいる前にブレーキをかけて!目線は奥に木を見る!!!そうしたら勝手に身体は曲がるから」
「わかった!」
目線を行きたい方向見たら、ハンドルは勝手に曲がる……。
「よし」
そして私は、目線をほかの方向に向けながら、カーブを縁取っている土の山を越え、まっすぐと藪に突っ込みました。「どういうこと!」
草と切り株と石に囲まれながら私は笑っていました。
MTB奥が深い!もう一度挑戦しましたがまたもやまっすぐに進み、藪に突っ込みました。
「どういうこと!!!」
マウンテンバイクの下敷きになりながら叫びました。
身体じゅう傷だらけになりましたが、藪に突っ込むことも楽しくなってき、「このコースやめとく?」という友人の心配の声もよそに、もっと教えてくれ!とMTBの沼に浸かっていきました。
ちなみに、帰りに温泉に寄ったのですが、ほかの方がギョッとするほど私の身体は痣だらけで、かつ胸のあたりに刀で切られたんかという傷ができており、一人で笑いました。
身体のプロテクターも必要だなと感じました。
【魔のカーブ】は友人の教え方がうまいのと友人の根気強さもあって、最後の最後で攻略することができました!
達成感がほかの何物にも比べようがないほどすごかったです。
よし帰ろう、と思った矢先、Marlin6に乗ったトレイルスタッフさんが「もう一周行こう!」と遠くから言ってきました。
うまくいったまま帰りたかったので、嫌々と首を横に振っていたのですが、またもやなんだかんだ言いくるめられ行くことになりました。
「Marlinで行ってみる?ハードテールでも意外といけるよ」
意外とハードテールでも行けるのではないかと自信過剰で気持ちで挑戦してみました。
結論、手と足と体が痛い!!!初心者は絶対フルサスペンションのほうがいい!!!
ハードテールだと、リアのサスペンションの代わりに足の屈伸運動を使ってバランスなどを取るので、初心者おっちょこちょいの房野には到底至難の業でした。
また、フロントサスペンションのストローク量も全然違うので手に伝わる振動も断然違いました。
MTB初心者の方は私も含めて、最初ハードテールからと思われている方が多いですが、フルサスペンションから入ったほうが山というものを複雑な動きなしで楽しめると思います。
私のX-Caliber7は街乗り用確定だと決意した瞬間でした。
次は、フルサスペンションのMYバイクを用意して挑みたいです。
一瞬で虜になるほどMTBは楽しかったです。
挑戦されたことのない方、ぜひ一度でもいいので挑戦してみてください。
絶対にはまります!!!
滋賀の【トレイルアドベンチャー・栗東】では自転車の貸し出しもやっていますし、スタッフの方たちはみんな良い方で、コースも初心者の方も上級者の方も楽しめる場所になっているので本当におすすめです。
以上、 MTB初心者房野、トレイルアドベンチャーに挑むでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
トレイルアドベンチャー・栗東のHPはこちら
https://trailadventure.jp/access/ritto
今回乗ったバイク
Fuel EX
Fuel EXは、調整機能、ハンドリング、遊び心にあふれたライディングを実現するバイク。どんなトレイルにも対応できるよう、これまで以上に充実した性能を備えて復活した。リア140mm、フロント150mmの深いサスペンションでシングルトラックの走りをさらに楽しめる。
この記事を書いた人: Trek
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