【甲府】新型Madone SL 5で昇仙峡を走ってみた Madone SL Gen 8の実力は……?

【甲府】新型Madone SL 5で昇仙峡を走ってみた Madone SL Gen 8の実力は……?

こんにちは! TREK Bicycle 甲府、望月です。

話題のMadone Gen 8、やっとまともに乗れました。

今回乗ったのは……Madone SL 5です。

わたしが裏昇仙峡と呼んでいる、10%越えの坂もちょいちょいあるルートを走りました。

■Madone SL 5 Gen 8 ¥449,000(税込)
カラー:Matte Deep Smoke、Hex Blue、Gloss Crystal White/Matte Deep Smoke

 

 

今回は素の乗り味を感じたいのでカスタムは一切していません。どノーマル!

Blendrとボトルケージをつけただけです。ボトルケージもRSL AEROではなく、ノーマル。

空気圧は前4.4bar、後4.6barです。

 

 

Madone SL 5の特徴をチェック!!

 

まずはルックスから。

Gen 7に比べてだいぶ細身に感じます。

トップチューブのMadoneロゴがカッコいい! モデルによってはダウンチューブにロゴがあったりします。

ダウンチューブはだいぶ四角に近いフォルムに。

こんなんで空力いいの?とか思っちゃいますよね。

Gen 8はフルシステムフォイルという形状でライダーとバイク全体で空力が考えられています。

空力の詳細はこちらをご覧ください。

Gen 7からMadoneといえば、IsoFlow。

一見、奇抜に見えるこの穴が地味にいい仕事します。

ハンドルはボントレガーcompロードハンドルバー

最近の流行りで微妙にフレアしており、下ハンドルのほうが広いです。

アルミハンドルですが、使いやすくてわたくし大好きですね、これ。

愛車のÉmonda ALR 5にも初期装備でついておりました。

ちなみにÉmonda ALRとハンドル幅がだいぶ異なり、MadoneはM(52-54)サイズで38cmが、Émondaは54サイズで42cmがついています。

Madoneはブラケットを握った際に脇が締まり、空力が高められるようにセッティングされているわけです。

数字だけ見たら「狭っ!」と感じるかなと思いましたが、実際はとくに違和感なく使えました。

前から見るとハの字になっています。

ステムはトレック RCS Pro。

SLグレードはすべてこのアルミステムが採用されています。

ワイヤー類がスッキリ収納されて空力良しなので、最近TREKのロードでは採用率高め。

コンポーネントはシマノ105機械式、12速を採用。

いまやシマノ機械式の最高峰。バシバシ変速が決まります。

フロントチェーンリングは50-34、スプロケットは11-34。最初から最小ギア比1。軽いギアがありがたい。

ちなみにスプロケットは11-36にも対応。というか、105にはその2つしか選択肢がないです。

ブレーキもはもちろん105油圧ディスクブレーキ。

軽く握るだけでキュッと止まれます。下りでとても安心。

また、クリアランスが以前より10%増したのでローターと当たって音鳴りする!なんてことがほぼありません。

ホイールは完成車用のアルミホイール、パラダイムSL 

タイヤはボントレガーR1ロードタイヤの28cでクリンチャー。 

もはや28cは当たり前になり、乗り心地と転がりを両立しています。 

【インプレッション】実際に乗ってみた

もともとMadoneだけだったのがÉmondaと分かれ、そして今回、Émondaとの融合を果たしたMadone。

さながらドラゴンボールのピッコロと神さまのよう。

 

Madone「基本ベースは俺のままだ、いいな」

Émonda「それでいい。わたしはあくまでパワーアップのきっかけにすぎない……」

 

というわけでÉmonda と融合し、大幅パワーアップを遂げたMadone、遅いわけない。

踏めばすぐに反応し、ぐんぐん加速して進む。変にクセがなく乗りやすい。

まあ速いです。

踏めば踏むほど空力が効いているのを感じるのは、以前のMadoneから継続。
実際はレースでもないのでそんなに踏む場面ないですけど、わたしのような脚力がない人でもがんがんスピードに乗るので気持ちいい。

登りはダンシングでグイグイ登れて楽しい。ここはやはりÉmondaぽい。

当初、Émondaとして開発されていたのも納得。

ギア比1と軽いギアがあるので激坂もなんのその。

完成車重量8.7kgと軽くないのですが重さはあまり感じない。

下りは軽快なハンドリングで狙ったラインを攻めれて楽しい。

空力が良いのであっという間にスピードが出すぎてしまうのが逆に怖い。しっかりブレーキかけて下りましょう。

しかし乗り心地が妙に良い。

いや普段Checkpointに乗っているので、それと比べちゃうと乗り心地が悪いことは悪いんです笑

でも28Cクリンチャーにしては良い……。

IsoFlowがいい仕事して振動を吸収してくれているようです。

シートポストも最初からカーボンですしね。ちなみにシートポスト、単体で買うと¥45,000(税込)です……。

カスタムするなら……?

まずはタイヤですね。乗り心地はいいんですが、さらに快適に、さらに漕ぎ出しを軽くするためにタイヤをSL6やSL7と同じく軽量かつチューブレスレディタイヤにしたいところ。

サイズはキビキビした速さを求めるなら28C、少し荒れた場所を走ったり乗り心地をさらに上げたいなら32C。

速さと乗り心地、どっちもバランスよく欲しい!なら30Cといったところ。

わたしならクリスタルラインのような荒れた林道(グラベルじゃないです笑)を走るために32C履かせますね。

バイクは軽くてグイグイ登れますし、長い下りでも32Cなら安心感も高い。

ちなみに開催中のツール・ド・フランス第9ステージではグラベル区間を走るため、Lidl-Trekはこの新型Madoneに32Cのチューブレスレディタイヤを履かせていました。

リム幅25mmのAeolus Pro 49Vを使っていたのでタイヤ幅の実測はおそらく34mmぐらいはあったと思います。

わたしがAeolus Pro 49Vに30CのPirelli P ZERO Raceを履かせたときは実測33mmあったので。

と、脱線しましたが、まずカスタムするならタイヤ、のちのちホイールをもう少し軽量なものに変えればそれだけで満足できそうです。

荒れた道も楽しむならもう少し太いタイヤが欲しい。

レース志向でない人にもオススメな新型Madone

完成車状態でも、とにかく気持ちよく走れるロードバイク、Madone SL 5 Gen 8。

32Cまで履けちゃうし、わたしのようにレース志向でない、近所の山を登ったり、ロングライドしたりする人にもピッタリ!
少しずつ自分好みにカスタムしていく楽しみもある。

胸を張ってオススメできるロードバイクです。正直、欲しい……。(今年Émonda ALR買ったばかりなのに)

甲府店では新型MadoneはこのSL 5とSLR 7のMサイズが、いつでも試乗できます。

ぜひこの最新バイクの乗り味をお気軽に体感してみてくださいね!

ちなみに昇仙峡、この日は川を伝ってくる風が冷ややかでとても気持ちよかった。

はちみつファームの生はちみつソフトクリーム、とても美味しいのでヒルクライムで火照った体にぜひ!

私が記事を書きました!

甲府店ストアマネージャー 望月利憲

この記事を書いた人: Trek

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