ラボにあるMadone IsoSpeed スムーズな走りを支える科学

ラボにあるMadone IsoSpeed スムーズな走りを支える科学

トレックのパフォーマンスリサーチセンターでは、エンジニアが 専用設計のトレッドミルや高速度カメラを利用し、Madone IsoSpeedの最終確認を行なった。

 

そこに用意されたツールのおかげで、現実に近づけ、再現性も持たせた体系的なテストが可能だ。これは、製品テストの世界では珍しいが、非常に有効な組み合わせである。

トレックでは、Trek-Segafredoの選手を含むアスリートが—テストの中心的な存在。彼らが感じ取れる情報は驚くほど細かく、そのフィードバックほど決定的かつ考え込まれたものはない。しかし、ライダーの好みを多数のハイテクなテストや分析で立証することも必ず行なっている。その際に重大な役目を果たすのが高速度カメラだ。

しかし、3億点ものセンサーのデータポイントを集められるのに、高速度カメラの映像2 テラバイト分で満足する理由はあるだろうか?

トレッドミルの各テストでは、フレームに搭載した加速度計やリニアセンサーのデータを収集している。これらのセンサーで、Madone IsoSpeedが吸収する振動量やフレームの変形量を測定するのだ。

ラボにあるMadone 7

最終的に、振動のデータと高速度カメラの画像を組み合わせると、素晴らしい映像へとつながる。Madone IsoSpeedの全体像や多様な路面をスムーズに走る様子が映し出されるのだ。

このグラフは、Madone 旧モデルとIsoSpeed搭載のMadoneそれぞれのサドルで検出された振動エネルギーを比較したもの。このようなスペクトル分析は、バイクの振動という物理を読み解くのにトレックがよく用いる手法である。

究極のレースバイクのテクノロジーやテストを詳しく知りたいなら、Madone SLR White Paperを読んでみよう。

この記事を書いた人: Trek Performance Research

Trek may have been born in a barn, but it was raised on rocket science. Trek Performance Research is the driving R&D force behind developing the industry’s most innovative products.