【フォトギャラリー】写真で振り返るシクロクロス世界選手権2022 Booneで駆け抜けた世界一の戦い 現地の熱狂を写真で

【フォトギャラリー】写真で振り返るシクロクロス世界選手権2022 Booneで駆け抜けた世界一の戦い 現地の熱狂を写真で

Photo by Nobuhiko Tanabe / 田辺信彦

2022年1月28日より3日間、シクロクロスの世界王者を決める戦い「UCIシクロクロス世界選手権2022」がアメリカ、アーカンソー州フェイエットビルにて開催された。

男女ともにトップカテゴリーのエリートではTrekのバイクを駆るTrek Baloise Lionsの選手がそれぞれの国を代表し活躍を魅せた。昨年は無観客での開催と少し寂しいものとなったが、今回は皆が待ち望んでいた有観客試合。

実に2年ぶりとなる大観衆が詰めかけた会場で、素晴らしい走りを見せたライダーとそのバイクを、日本のフォトグラファー田辺信彦氏の写真とともに振り返る。

ハイスピードの攻防

Photo by Nobuhiko Tanabe / 田辺信彦

今回のコースはMTBトレイルのあるセンテニアルパークに特設されたヨーロッパのサーキットと遜色のないダイナミックなレイアウト。

39段もの階段、そしてそこから一気にダウンヒルするセクションは最も人気があり、この大観衆だ。

ラース・ファンデルハール Photo by Nobuhiko Tanabe / 田辺信彦

男子エリートでは今シーズン好調な走りを見せるオランダ代表ラース・ファンデルハールが活躍した。レース前のリラックスしつつ、闘志の宿る表情だ。

トーン・アールツ Photo by Nobuhiko Tanabe / 田辺信彦

優勝候補の1人であるベルギー代表のトーン・アールツ。レース序盤果敢に攻め、プッシュしていく。

ダウンヒルセクションを勢いよく下り観衆を沸かせるトーン・アールツ Photo by Nobuhiko Tanabe / 田辺信彦

 

Photo by Nobuhiko Tanabe / 田辺信彦

斜度のきつい登坂セクションも人気のポイントだ。レース後半ラースファンデルハールが持ち前のキレのあるアタックを仕掛けてベルギー勢を一気に追い抜き単独2位へとジャンプアップする。

Photo by Nobuhiko Tanabe / 田辺信彦

惜しくもアルカンシェルには届かなかったものの2位をキープし素晴らしい走りを見せたラースファンデルハール。フィニッシュ直後チームスタッフから祝福を受ける。

Photo by Nobuhiko Tanabe / 田辺信彦

気温も高く、ドライコンディションでハイスピードなレースとなった。過酷なレースで全力を出し切った選手の顔は、言葉に表せない、良い表情だ。

ラースファンデルハールのポディウム(表彰台)にオランダサポーターも大いに湧いた Photo by Nobuhiko Tanabe / 田辺信彦

 

オランダサポーターに肩車されて一緒にラースの2位を祝うルシンダブランド Photo by Nobuhiko Tanabe / 田辺信彦

 

トーン・アールツのBoone Photo by Nobuhiko Tanabe / 田辺信彦

2度目の女王を目指して

Photo by Nobuhiko Tanabe / 田辺信彦

女子エリートでは先の写真でファンデルハールを祝福していたオランダ代表のルシンダ・ブランドが優勝候補の筆頭であった。チーム監督であり、シクロクロス界レジェンドのスヴェン・ネイスが付きっきりで彼女とコース試走をし、アドバイスを送る。その期待値の高さを伺えた。

序盤からプッシュし続けレースの主導権を握るルシンダ・ブランド Photo by Nobuhiko Tanabe / 田辺信彦
Photo by Nobuhiko Tanabe / 田辺信彦

ミスなく自信満ち溢れる表情でレースを進め二度目のアルカンシェルを目指し突き進む。

Photo by Nobuhiko Tanabe / 田辺信彦

勝負はゴールスプリントへと持ち込まれることとなった。長いロングスプリントとなり極限まで追い込むもののわずかに及ばず2位でフィニッシュとなった。

Photo by Nobuhiko Tanabe / 田辺信彦

悔しさが残るが全力を尽くした2位、ワールドカップでは総合優勝を果たし素晴らしいシーズンだったと振り返る。

安定した強さを誇る彼女が、再びアルカンシェルに袖を通す日は遠くないだろう。

Boone

新しく生まれ変わった勝つ為のシクロクロスバイク。
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この記事を書いた人: Trek