スピードを感じるクロスバイク
「クロスバイク」とは、ロードバイクのように軽快でありながら、普段使いしやすい乗車姿勢と荷物の積載が可能なスポーツバイク。
クロスバイクにも、街乗りに適したモデルから、ロードバイクに匹敵する走行性能を備えたものなど違いがある。TREKのクロスバイク「FX」と「FX Sport」も同様に、モデルによって性能が変わる。
今回の記事では、この2種の違いについて解説していく。
クロスバイクとフラットバーロードバイク
クロスバイクとロードバイクの間に”フラットバーロードバイク”と呼ばれる車種があるのをご存知だろうか?
フラットバーロードバイクとは、その名の通り”フラットバー(平なハンドル)”の”ロードバイク”である。つまり、クロスバイクのハンドルを装備したロードバイクだ。見た目はクロスバイクとほぼ変わらない。
FXとFX Sportをこれに当てはめると、
FX=クロスバイク
FX Sports=フラットバーロードバイク
となる。
クロスバイクの特徴
フレームはアルミフレームが多く、価格は約¥60,000〜¥100,000。
一般車よりも軽量で走行性能は高く、ラックやフェンダー(泥除け)、バッグなどのカスタマイズが可能で、汎用性も高い。普段の買い物、通勤、フィットネスなど幅広く使える。
フラットバーロードバイクの特徴
フレームはカーボンフレームが多く、価格は約¥100,000〜。
ロードバイク用のコンポーネント(ギア)やマウンテンバイク系のパーツが標準搭載されていることが多く、ロードバイク並みの軽量性と、高い走行性能を備えている。
汎用性よりも走行性能に重きを置いており、フィットネス用や通勤に特に最適。
FX Sportシリーズ
FX Sportはフラットバーロードバイクであると前述したが、2022年のフルモデルチェンジで、汎用性の高いグラベルバイク※1としての性能も備えて進化した。
TREKのロードバイクに採用されている「OCLVカーボン」の400シリーズカーボンを使用。フルカーボンフレームかつケーブル類が内装されており、高級感のあるスッキリとした見た目となっている。
タイヤ幅は太めの42cまで装着可能であり、チューブが不要な「チューブレスレディ」にも対応したホイールを標準装備。
一般的にフラットバーロードバイク(もしくはカーボンフレームのクロスバイク)は、通常のクロスバイクよりも汎用性が低い傾向にあるが、FX Sportはラック、フェンダー、キックスタンド、さらにはフレームバッグのマウントを搭載するなど、速く、軽く、そして万能なバイクへと仕上がっている。
※1グラベルバイク…砂利道など未舗装路の走行やツーリングなど汎用性に優れたスポーツバイクのジャンルのこと
特徴まとめ
・OCLV400カーボンを使用したフルカーボンのクロスバイク
・ケーブル類がフル内装
・最大42cまでのタイヤが装着可能
・チューブが不要なチューブレスレディに対応
・ラックやバッグを装着可能なマウントを標準搭載
どんな人におすすめ?
・ロードバイクに匹敵する性能のクロスバイクが欲しい人
・通勤から舗装路/未舗装路のサイクリングまで幅広く楽しみたい人
・とにかく軽くて速いクロスバイクが欲しい人
FXシリーズ
スポーツバイクを始めてみたい、気軽なクロスバイクが欲しい、そんな人におすすめなのがFXシリーズのクロスバイク。
ラックや専用のバッグにも対応し、組み合わせることでより便利な1台。一番安価なモデルで¥73,700〜、重量も12kg台と一般車よりも半分近く軽量な仕上がりに。
悪天候でも高い性能を発揮するディスクブレーキや、走行データを記録できるTREK独自の内装式ワイヤレスセンサー「DuoTrapS」にも対応。
特徴まとめ
・ラックや専用バッグに対応し、街乗りからサイクリングに最適
・軽量でコストパフォーマンスに優れている
・TREK独自の内装式ワイヤレスセンサー「DuoTrapS」にも対応。
どんな人におすすめ?
・クロスバイクが欲しい人
・街乗り、通勤、サイクリングが出来るスポーツバイクが欲しい人